5・1から令和へ元号が変わり、心なしか新年明けのような気分を味わった方も多かったのではないでしょうか。そんなお屠蘇気分?も冷めやらない麗らかな初夏に都内各所の富士登山、いや、江戸八富士(塚)を巡る改元記念のラリーです。
西郷隆盛像のお膝元、京成上野駅にゲストHgさんを含めた5名が集合し、9時半、いざ出陣です。第一富士は下谷坂本富士/1828年築造/高さ5m(小野照崎神社:台東区)。当日はお祭りが開催され神社の周囲は多くの出店で賑わいます。境内に入り社左側に緑で覆われた富士塚が御目見しました。山開き以外は柵で閉ざされ手前には浅間神社の大きな石柱が鎮座し富士山を彷彿とさせます。
十条へ向かう道中で、羽二重団子で有名な藤の木茶屋で早速一服。まだまだ七富士も残っているというのに優雅にジャパニーズティータイムで寛ぎます。
田端王子を通り過ぎ第二富士の十条富士/1840年築造/高さ6m(十条富士神社:北区)に到着。一直線に延びる階段を登山すると石祠が。当日初の富士登頂となり気が引き締まります。
十条付近の住宅街を抜け石神井川沿いを西に向かい練馬区の住宅街に入るとこんもりとした森を発見。第三の江古田富士/1839年築造/高さ8m(茅原浅間神社:練馬区)に到着です。こちらも柵に囲まれ年に3回登山ができ、山頂付近には小さな鳥居と石祠が鎮座します。
第四の高松富士/1862年築造/高さ8m(富士浅間神社:豊島区)は江古田富士から東へ5km程走った住宅街の真ん中にあり、こちらも柵で厳重に管理され登頂は果たせずに眺めるだけの参拝となりました。塚の上にも木々が生い茂る様を見ると歴史を感じざるを得ません。
そうこうしているうちにもう12時半。先を急ぎます。池袋では途中自転車を手で押しながら通り抜け第五富士の音羽富士/1817?年築造/高さ7m(護国寺:文京区)に13時着。
弁当を調達し護国寺総門で昼食となりました。どうして寺の境内に富士塚があるのかはわからずじまいでしたが、小ぶりながらも常時登山可能で本日二度目の登頂に成功。浅間神社祠と御頂上大石に挟まれ記念撮影です。音羽富士の山頂は五月晴れの空に映える美しい木々の緑に覆われていました。
登頂の興奮冷めやらぬまま高田富士/1780年築造、1964年移築/高さ10m(水稲荷神社:新宿区)を目指し護国寺から江戸川橋を経由し早稲田通りを西へ。甘泉園公園、水稲荷神社を探せども富士塚は現れず、諦めかけて地元民に聞いて見ると個人事業所の建屋裏側に富士を発見。浅間神社と登山道を駐車場の脇から垣間見て一安心。江戸時代は最大最古の富士塚として庶民に広く愛されたようです。
気を取り直して高田馬場から山手線の外側ルートにて令和になって大勢の人が繰り出す新大久保新宿代々木と雑踏を走り抜け、第七富士の千駄ヶ谷富士/1789年築造/高さ6m(鳩森八幡神社:渋谷区)に到着。東京で現存する最古の富士塚でそそり立つような山姿と狭い富士道が完備され、早速登山開始です。5人がようやく立てる程の山頂ですが浅間神社石祠を囲んでお決まりの記念撮影。本日3回目の登頂に参加者一同大いに盛り上がります。
外苑西通りを南下し青山麻布広尾白金高輪のハイソな街並みを軽快にポタリング、最終第八富士の品川富士(品川神社:品川区)に到着。第一京浜に面した大鳥居をくぐり険しい階段を登った中腹に富士道を発見。一合目から五合目の緩やかな富士道を経て六合目から山頂までは手鎖を使って溶岩むき出しの急坂を登り切ると、なんとも絶景で広々とした頂上にみなご満悦。
予定を完遂し心地よい疲労と達成感で本日の富士塚巡りを無事終了、各々帰路に着きました。お疲れ様でした。第二弾都内富士塚巡りをお楽しみに。
・走行距離:45km
・参加者/車種 計5名
Dt/Vero WING Ky/SW Mt/TOEI Hg/ALPS 係/Ht/norton PRIMARY
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